「大容量のフードを買ったけど、開封後、どうやって保存するのが正解なの？」「パッケージに書いてある賞味期限って、開けてからも信用していいの？」

愛犬の健康に直結するドッグフード。品質にこだわって選んでも、保存方法を間違えると、その価値は半減どころか、愛犬の健康を脅かす原因になってしまうって知っていましたか？

ここでは、フードの鮮度を守る「正しい保存方法」と、意外と見落としがちな「賞味期限の落とし穴」について、一緒に確認していきましょう！

フード鮮度の最大の敵「酸化」とは？

ドッグフードの鮮度を奪う最大の敵、それは「酸化」です。

フードに含まれる脂質が、空気（酸素）や光、熱に触れることで劣化し、過酸化脂質という体に良くない物質に変わってしまいます。

酸化が招く3つのトラブル

食いつきの低下：犬が好む動物性タンパク質の良い匂いがなくなり、酸化した不快な匂いに変化するため、愛犬が急にごはんを食べなくなる原因になります。
健康へのリスク：酸化した脂質を摂り続けると、下痢や嘔吐、皮膚炎、さらには免疫力の低下など、様々な健康トラブルにつながるリスクがあります。
栄養素の破壊：熱に弱いビタミンなどの栄養素も、酸化によって壊れてしまい、フード本来の栄養価が失われます。

愛犬の健康を守る！保存3つの極意

フードの鮮度を守るために、今日からできる3つの極意をご紹介します。

極意1：大袋は避けて「小分け」で買う

一般的に3kgを超える袋や、5kg以上の大容量フードは一見お得ですが、開封後の酸化リスクが非常に高いです。理想は、愛犬が1ヶ月以内に食べきれる量のフードを購入すること。小分けパックになっている商品を選ぶのが最も安心です。

極意2：「密閉」と「遮光」を徹底する

フードを袋のまま放置するのは絶対にNG！

密閉容器：開封したらすぐに、密閉性の高い専用のフードストッカー（遮光性のあるものがベスト）に移し替えましょう。
乾燥剤：湿気も劣化の原因です。食品用のシリカゲルなどを一緒に入れると、鮮度を保ちやすくなります。

極意3：保存場所は「冷暗所」を選ぶ

保存場所は、直射日光が当たらない、涼しくて湿度の低い場所を選びましょう。特に夏場は、温度変化の少ない場所を選ぶことが重要です。夏場の高温多湿な環境では、冷蔵庫の野菜室などで保存するのも一つの手です。

賞味期限の「意外な落とし穴」

パッケージに記載されている賞味期限は、あくまでも「未開封」の状態でのお話です。

一度開封したフードは、どんなに品質が良くても「1ヶ月以内」に使い切るのが鉄則！特に酸化しやすい高級フードは、この目安を必ず守ってくださいね。

まとめ

愛犬の健康は、フードの「品質」と「鮮度」の両輪で成り立っています。酸化を防ぐひと手間を加えるだけで、愛犬の健康寿命は大きく変わりますよ！

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今日から、正しい保存法で愛犬の「ごはんの美味しさ」と「健康」を守ってあげましょう！